こんにちは！大分県別府市を中心に内装工事やリフォームを行っているCraft　Interiorの狹間翔平です。
今回は、トイレのリフォームについてご紹介していきたいと考えています。

トイレに劣化や不具合が出てくると、リフォームを検討する時期に来ているかもしれません。水回りのリフォーム工事はそう何度も行わないですよね。
そこで、トイレリフォームで失敗しないために抑えておきたいポイントをご紹介していきます。

■トイレリフォーム　　

トイレは大きく分けて和式トイレと洋式トイレの2種類に分けられ、洋式トイレはさらにタンク一体型とセパレート型、タンクレス型の3種類に分けられます。和式トイレは古くから日本にある形のトイレで、1960年ごろに洋式トイレが採用されるようになるまでは一般的なトイレとして使われていました。
洋式トイレのうちタンク一体型トイレは、便器とタンクが一体になっているタイプのことをいい隙間に汚れが溜まりにくいのがメリットです。
セパレート型トイレは便器とタンクが分かれているタイプのことで、どちらかが壊れた時でも片方だけ交換することができるメリットがあります。
タンクレス型トイレは水道と直接つながっていることからタンクがなくスタイリッシュな見た目です。トイレの空間を広く見せることができ、またお手入れもしやすいなどのメリットがあります。

トイレのリフォームは便器の交換が主な工事内容となっていますが、便器交換だけでなく温水洗浄機の交換や床や壁の張替え、収納の設置といったリフォームを行うことも。トイレの床や壁は便器と同じように衛生的に保つのが難しいため、便器の交換と同時に行うとキレイなトイレによみがえります。収納スペースが少ないと悩んでいる場合は、トイレに収納したいものの量に合わせて収納を増やすとよいでしょう。

■失敗しないためのポイント　　
水回りのリフォームは、お家を建ててからそう何度も行わないため、リフォームする場合はなるべく失敗は避けたいですよね。
そこで、トイレリフォームを失敗しないためのポイントをご紹介します。

・10年後、20年後を見据える

トイレの中でも陶器の便器は、なかなか割れたり壊れたりするようなものではありません。そのため一度リフォームすると10年、20年と使い続らけれます。現状のお悩みを解消することはもちろん、憧れの機能を取入れたり、将来を見据えてリフォーム計画を立てたりすることが大切です。
今現在、家族全員健康でも、20年後には親世代は足腰が衰えていたり、介護が必要になっていたりするかもしれません。

トイレは立ったり座ったりする行為を狭い空間で毎回繰り返します。健康なうちは問題のない動作ですが、年を重ね足腰が衰えてくるにつれ、その動作が大変に。「まだ大丈夫……」と先延ばしにするのではなく、先を見据えて手すりの設置やドアの開く向きなどを早めに対処することをオススメします。

・予算とリフォームの範囲を決める

トイレのリフォームを行う前に、予算とリフォーム範囲を決めることも失敗しないためのポイントです。ご家庭によってもリフォームにかけられる予算は異なるでしょう。リフォームしたいか所の工事内容や規模にあった費用相場を知ったうえで、無理なく支払える予算を組むようにしましょう。設備の交換や、床や壁の張替えだけのつもりで予算を組んでいたとしても、床を剥がしてみると構造部分も老朽化が進んでいて、大規模な修繕が必要になってしまった……といったことも。そうなってしまうと当初の予算と大きく変わってきてしまいます。工事が始まるまでわからないことも多いため、できるだけ余裕を持った予算を組むことが大切です。

・要望をしっかり伝える

当然のことではありますが、リフォームを成功させるためには打合せを入念に行う費用があります。打合せでスムーズに話を進めるためには、リフォームか所や設備についての知識を身につけておくことや、家族で要望をまとめておくことが大切です。リフォームが終わってから後悔したり、想像と違ったということがないためにも、打合せで気になる点があったときはしっかり納得できるまで質問するようにしましょう。引渡しの後に対応してもらえないということや、トラブルに発展してしまう可能性もあるため細かいところまでしっかり聞きましょう。

・傾斜の確認

トイレのリフォームでの失敗を避けるためには、傾斜がないかどうかの確認も怠ってはいけません。トイレの入素は基準購買という便器と配管の間に勾配があることでスムーズに行われます。勾配がないと水が流れにくくなり、トイレのつまりの原因となってしまうこともあるため、床に傾斜がないかどうかも事前に確認するようにしましょう。

・コンセントの確認

トイレをリフォームする場合には、温水洗浄便座を設置する方が多いでしょう。その際に電力を使用するため、コンセントが必要になってきます。もともとトイレにコンセントがない場合は、コンセントを設置する際に配線を行い、温水洗浄便座のプラグを使用する際に支障がない場所に設置することが大切です。

・床材の状態を確認

トイレの床材は、思っているよりも汚れていたり劣化したりしていることが多いです。そのためリフォームの際にも、トイレの交換だけでなく床材に状態を見たうえで交換を検討するようにしましょう。従来のトイレと比べて、今のトイレは便器と床の接地面が小さい特徴があるので、トイレだけを交換すると、もともとのトイレの跡が床に残ってしまうこともあります。頻繁にお手入れをしていたとしても、トイレの跡が完全に消えることは少ないため、せっかくリフォームするのであれば床材まで交換するほうがきれいな状態で使用できます。

・壁材の消臭効果にも注目

トイレは臭いがこもりやすいため、壁材を選ぶ際に消臭効果に注目するのもオススメです。壁材はデザインによってトイレの印象が大きく変わりますが、見た目はもちろんのこと、機能性も考慮するようにしましょう。素材によっては臭いや湿気を窮するだけでなく、カビの初声を抑える機能まで備わった壁材などさまざまな種類のものがあります。また色も、真っ白よりもアイボリーやピンク、ブルー系やグリーン系などの淡い色味のものを使ったり、柄物を使ったりすることで汚れが目立たなくなります。

■まとめ　　

トイレのリフォームはメーカーや商品選びによって費用が変わってきますが、数十万は必要になってくるため、できるだけ失敗のないようにしたいですね。そこでトイレのリフォームで失敗しないためのポイントをご紹介してきました。将来を見据えたうえで予算やリフォームの内容を検討し、業者に要望をしっかり伝えることがリフォームを成功させる秘訣です。トイレの商品選びはもちろん、床の傾斜やコンセント・床材・壁材などもしっかり考慮するようにしましょう。

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